当社スタジオではVICON製の光学式システム“Vero”を用いてモーションキャプチャーの収録作業を行っております。
当社スタジオではこの専用カメラを天井トラス(横7m×縦5m)に16台、地上トラスに8台、計24台を設置しており、横5m×縦3mの収録エリアを確保しております。
アクターの方は全身を覆うChacott製の専用スーツを身に着け、そのスーツ全体に取り付けた約60か所のマーカーを24台のカメラで読み取り、アクターの動きをリアルタイムでVR空間内のアバターに反映するという仕組みです。
・光学式で収録するメリットは?
光学式は常時多数のカメラがアクターの細かい動きを精密に読み取り、また読み取った信号を有線でPC側へ送るため、アクションシーンやライブ、ダンスなどの激しい動きもクライアント様の意図通りにアバターへ反映させることを可能とし、最終的な映像になった際の完成度は別方式の“通信式”とは一線を画し、非常に人間味に溢れた動きを再現できます。
※通信式とは?:体の要所にセンサー付きのバンドを巻き付けて、そのセンサーとPCが常時通信することで位置情報を認識させてアバターを動かす方式
ソフトウェア:Shogun & Unreal Engine & Unity
カメラを通して収録された精密なモーションデータはPC上の専用ソフトウェアへ送信され、そこからUnreal Engine / Unityへと送られることでキャラクターやステージのデザインを自由に編集することが可能となり、クライアント様が望む映像をご提供いたします。
次回はモーションキャプチャーご利用時にご提供できるサービスの内容についてお話しいたします。